夏休みや冬休みなどの長期休みは、普段はできない楽しいことにも挑戦したくなりますよね。
しかし学生の長期休みに欠かせないものといえば、大量の宿題です。各科目の問題集だけでなく、作文や読書感想文、ポスターなどもあって何から手を付けていいのかわからず途方に暮れてしまうことも。
また、なかなかやる気を出せずにダラダラと過ごしてしまった結果、何も終わっていないまま連休最終日を迎えてしまい、徹夜の勢いで急いで片付けるなんて話もよく聞きますよね。
でもそれはかなりもったいない!せっかくのお休みは勉強する時は勉強して、遊ぶ時はめいっぱい遊ぶメリハリをつけた生活を楽しみたいものです。
そこで、確実に宿題をすべて終わらせるためのスケジューリング方法をご紹介。少しでも効率よく終わらせるためのポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
長期休みの宿題を終わらせるスケジューリングのやり方
長期休みの宿題は大量に出されるため、「いつになったら終わるの?」「あとどれだけ課題があるの?」と量の把握が難しい点がやる気をなくす大きな要因となります。
それらを無くすために、まだやる気のある連休初日に以下の手順で宿題を終わらせるスケジュールを組みましょう。
- やらなければいけない課題をすべて明確にする
- 最終日までの日数を数える
- 単純に課題を最終日までの日数で割る
- 苦手科目が先に終わるような日程を組む
次の章で具体例と共に詳しく紹介しますが、大切なのは1日のノルマを正確に把握すること。例えばノルマが1日5ページと分かれば、1日サボることにより翌日以降はどこかで10ページ分の課題を終えなければ取り返せないと簡単に計算ができます。
逆にちょっと頑張って1日5ページのところを7ページ終わらせれば、翌日は3ページやればノルマ達成となります。1日6ページずつすすめられれば予定よりも確実に早く終わるとわかりますよね。
確実に宿題を終わらせられるとわかれば、遊びの方にも心おきなく没頭できます。長期休みを楽しむためにも、この方法にぜひ挑戦してみてくださいね。
実際に予定を組んでみよう!スケジューリングの一例
長期連休をめいっぱい楽しむためには、宿題のノルマをしっかりと把握して取り組む必要があるとわかりました。ここからは実践編!実際に予定を組んでみましょう。
今回は筆者が実際に夏休みの宿題として出された宿題の内容や、休暇日数を元にスケジューリングをしてみました。
スケジューリング例の条件
今回スケジューリングをする課題の前提と課題一覧の内容は以下の通りです。
課題の前提
- 日数:40日
- 得意科目:数学・化学・ポスター
- 苦手科目:英語・歴史・読書感想文
課題一覧
- 国語・数学・化学・歴史・英語・・・各40ページ
- 作文・・・1件
- 読書感想文・・・1件
- ポスター・・・1件
- 日記・・・40日分(1日5分程度)
それでは実際にスケジュールを組んでいきましょう。
①得意科目と苦手科目に分類する
苦手な科目を飽きずに早めに終わらせるために、得意科目と苦手科目の課題の量を最初にハッキリと把握しましょう。今回の条件では以下のようになります。
- 得意:数学40ページ・化学40ページ・ポスター1件
- 苦手:英語40ページ・歴史40ページ・読書感想文1件
- どちらでもない:国語40ページ・作文1件
②必要な日数を考えて1日の大まかなノルマを出す
問題集を1日何ページ終わらせればいいのか間に合うのか、ノルマを把握するために問題集以外の課題の必要日数をざっくりと決めておきましょう。今回は、読書感想文(本を読む)・読書感想文(文章を書く)・作文・ポスターの4日間と設定しました。
また、せっかくの長期休みは思いっきり遊ぶ日も必要ですよね。そこで10日間は課題なしでお休みする日と決めました。
以上のことから、問題集に取り組む日数は26日となります。
長期連休日数40日-問題集以外の課題4日-完全休み10日=26日
残り26日で5教科の問題集100ページを完了させるためには、1日約4ページがノルマとなります。
問題集20ページ×5教科=100ページ
100ページ÷26日=3.84615…≒4ページ
③スケジュールを割り振る
ざっくりとした1日のノルマが分かったら、いよいよカレンダーに割り振っていきましょう。今回はエクセルで作成していますが、カレンダーや日にちを書いた紙に鉛筆書きで記入していけばOKです。
Ⅰ.1日遊ぶ日を決める
まず最初に休みの日と毎日やることを割り振りましょう。
休みは均等に割り振った方が飽きがこないためおすすめです。また、すでに予定がある日や里帰りなどまとまった休みが必要な場合は、この時点で予定を入れておきましょう。
日記はためてしまうと書くのが大変になるので、最大でも2日分書けば終えられる形でスケジュールを組んでいます。
Ⅱ.苦手科目を先に割り振る
休みと毎日やることが割り振れたら、次は苦手科目を割り振っていきましょう。
ポイントはできるだけ早めに終えられるようにすること。苦手なことは後回しにすればするほど手を付けるのが難しくなります。
もちろん前半の予定を苦手科目ばかりにしてしまってもOKですが、人によっては苦手科目が続くと嫌になってしまうかも。その場合は今回の例のようにバランスよく割り振ります。
自分が「これなら頑張れる!」と思えるスケジューリングを選びましょう。
Ⅲ.得意科目以外を割り振る
苦手科目が割り振れたら、次は得意でも苦手でもない科目を割り振りましょう。
これも出来れば前半から中盤あたりで片付けておきたいところです。読書感想文は本を読んですぐに書かないと内容を忘れてしまいそうなので、連日でスケジューリングしています。
Ⅳ.得意科目を割り振る
最後に得意科目を割り振ります。ここまで来たらあとは空いているところに割り振るだけです。
得意科目は苦手科目よりも課題に取り組むモチベーションが上がりやすいです。連休後半になって課題のやる気が落ち始めたとしても、得意なものしか残っていなければ案外すんなりと終えられるはずですよ。
確実に終わらせるためのポイント
確実に終わらせるためのスケジューリングができても、予定通りにすすめられなければ当然ながら宿題は終わりません。ここからはモチベーションの維持が重要となります。
宿題を確実に終わらせるために、ちょっとでもやる気がでるコツについて紹介します。
ルーティンワークに組み込む
長期休みの課題は量が多いため、1日2日で終わらせるのはとても難しいです。さらに日記などの毎日取り組まなければいけないタイプの宿題もあります。
そこでおすすめなのが、毎日の日課(ルーティンワーク)に取り入れることです。例えば以下のような方法があります。
- 起きてから朝食までの30分は宿題をする
- ラジオ体操から帰ってきたあとの30分だけ宿題をする
- お風呂あがりの30分だけ宿題をする
- 寝る前の歯磨きの後に10分だけ日記を書く
特に食事やお風呂、歯磨きなどの毎日確実に行うことの前後に取り入れるとうっかり忘れが防止できます。
自分のタイプに合わせてスケジュールを変える
この記事で紹介したスケジュール例では、毎日少しずつ宿題をすすめる方法でしたが、自分の性格に合ったスケジューリングをするとより宿題がすすめやすくなります。
例えば筆者の場合、問題集のようなクイズ形式の課題が得意だったので、1日に問題集を半分ずつ終わらせるスケジュールを組みました。5教科分を10日で終わらせられたので、残りの宿題もスムーズにすすめられました。
他にも楽しみがあれば頑張れるタイプの人なら、予定がある日の前日は1日宿題を片付ける日にするなどの方法があります。
まとめ
長期休み中の宿題を終わらせるためのスケジューリングについて紹介しました。せっかくのお休みに宿題に取り組むのはかなり憂鬱ですが、早く終わらせてしまえばそれだけ休みを満喫できます。
今回紹介したテクニックは、実は大人になっても使えます。資格試験や納期のある仕事に取り組むためには、確実に間に合うスケジュールを自分で組んだうえで実践しなければなりません。
筆者も学生時代は宿題に対してかなり不信感を持っていましたが、今思えば大人になった時の練習の意味もあったのだと感じています。
今回紹介したスケジューリング方法を活用して、勉強と遊びのメリハリのある長期休みを満喫してくださいね!
コメントを残す