英会話初心者が上達するために抑えておきたい4つのステップと学習法

英会話

「ビジネスに役立てるために英語を話せるようになりたい」「英語圏の国で流暢に話せる英語力が欲しい」「趣味で見る外国の映画を英語のままで見たい」など、人によって英会話を勉強する理由は違うでしょうが、この記事では英会話初心者の方に向けて基本的な取り組み方や学習法についてご紹介します。

英会話の勉強はすればするほど成長できます。ただ、できる限り効率よく勉強する方が時間の節約にもなりますし、本人のモチベーションも続きやすいでしょう。この記事で紹介する内容で英会話初心者を脱して、それから目標とするレベルに合わせた勉強を始めてみてください。

基本的な英単語力を身に着ける

英会話の勉強として始めにしなければならないのが基本的な英単語を覚える事です。日本語であっても知らない言葉ばかりの文章は理解出来ないのと同じように、知らない英単語ばかりの文章を理解する事は出来ません。それだけ英単語を覚えるのは重要です。

基準は高校レベル

基本的には高校レベルの英単語をある程度覚えているのなら、リスニングを勉強するステップに進んでもいいでしょう。しかしリスニングのステップに進んだ場合でも継続的に英単語を勉強し続ける必要はあります。一朝一夕でたくさん覚えられるものではないので、毎日少しずつでも勉強するといいでしょう。

そして高校レベルの英単語が不安な方であれば、英会話初心者の方向けに売っている英単語帳があるので、それを活用するといいでしょう。そして出来れば英語の発音が聞けるCD付属の英単語帳の購入を検討してみてください。

発音を意識しながら勉強する

英会話の勉強として英単語を勉強するので、発音について意識しながら覚えるようにしましょう。
最初に発音記号の読み方を覚えると後の勉強も楽になります。「baseball」を例にすると「béɪsb`ɔːl」が発音記号になります。

そして可能であれば発音のCD付属の英単語帳を選び、その音声を聞きながら覚えるようにしましょう。スペルや意味だけ覚えていても発音を覚えていなければ、英語のリスニングもスピーキングもできないので、そこは意識して勉強してみてください。

英単語の勉強の仕方の詳細については下記の記事で紹介しています。

TOEICや英検を受ける際におすすめの英単語の勉強法6選

基本的な文法を抑える

英単語と同じように最初に勉強してほしいのが基本的な文法です。これも高校レベルの文法を覚えているのなら十分でしょう。知らない文法表現が出てきた時にその都度調べるようにすれば問題ありません。

もし文法が不安であれば、英単語と同じように初心者向けの書籍が販売されていますので、1冊か2冊を勉強し終えれば十分です。

リスニング力を鍛えて英語脳を手に入れる

基本的な英単語と文法の勉強を終えたら、次のステップはリスニングです。日本人にとって英語の音は聞き馴染みがないため、それだけ難しいステップとも言えます。

リスニングの教材の選び方ですが、あまり最初から難しいものは選ばないようにしましょう。自分のレベル以上の教材を選んでしまうと、内容が全然分からずに途中で挫折してしまう事もあります。

そのため最初は初心者用や中学、高校レベルの教材を選ぶといいでしょう。

またこの段階から、英語を英語のままで内容を把握できるように意識して勉強してみてください。いつも頭の中で英語を日本語に訳していては一定以上の速さの英語の理解が追い付かなくなります。

具体的なリスニングの学習法

具体的なリスニングの学習法として以下のようなものがあります。

  1. 英語の音声を聞きながらテキストを音読する「オーバーラッピング」
  2. 英語の音声を聞いて一旦停止しながら声に出す「リピーティング」
  3. 英語の音声を聞きながら同時にそれを声に出す「シャドーイング」
  4. 英語の音声を聞きながら書き取る「ディクテーション」

上記に書いた通りの内容の学習法にはなるのですが、それぞれの詳細については下記の記事で紹介しています。

英語のリスニング力を鍛えて苦手を克服するおすすめ勉強方法7選

ただ聞き流すだけでは効果が低い

ただ聞き流すだけでリスニングを鍛えられるという教材もありますが、初心者は選ばない方がいいでしょう。

英会話がある程度できる中級者以上であれば上達もするでしょうが、初心者が聞いても雑音にしか聞こえずに、無駄になってしまう可能性が高いです。

最終的な目標がビジネスレベルやネイティブレベルだとしても、最初は自分に合ったレベルの教材を選ぶようにしましょう。

リスニング力がついてきたら英語の作品やニュースに触れる

リスニング力がついてきたら映画や音楽などの英語の作品やニュースに触れる時間を増やすといいでしょう。

最初から英語の作品やニュースに手を出してしまうと聞き取れない内容が多く、効率が悪くなってしまいます。ですが、ある程度リスニング力がついてきた段階であれば、英語に触れる時間を増やせば増やすほど上達が速くなりますので、ぜひ試してみてください。

英会話スクールや英会話カフェで英語を実際に使う

リスニング力がある程度ついてきたら、実際に英語を使う環境に飛び込みましょう。今では英会話スクールがたくさんあります。実際にコーチの方と顔を合わせながら学習を進めたいという方は英会話スクールに入るといいでしょう。

英会話スクールよりも費用を安くしたい人、仕事や学業のために時間の制約がある人にはオンライン英会話がおすすめです。スマートフォンでも授業を受けられるオンライン英会話もあるので、場所の制約もなくなり、毎日気軽に継続できるというメリットもあります。

また抵抗が少ないのであれば英会話カフェに行って、自由に色んな人と話すという選択肢もあります。英会話スクールやオンライン英会話とは違いカリキュラムがないため、それだけ自然な英語に触れるチャンスとも言えます。英語を話せる友達が出来れば、一気に英会話力が上達するチャンスにもなります。

リスニング力を鍛えたとしても、自分で言いたい事を英語ですらっと言えるようになるには自分で実際に使っていかないといけません。そのための選択肢は色々とありますので、自分に合ったものを選んでみてください。

まとめ

最後に記事の内容をまとめます。

ポイント
  1. まずは基本的な英単語や文法を覚える。それ以降も知らない内容があれば随時調べる
  2. 最初はリスニング教材を使い、英語脳を手に入れる。慣れてきたら作品やニュースを見て英語に触れる時間を増やす
  3. 英会話スクールや英会話カフェで実際に英語を使う

この記事で紹介した内容は、どの英語のレベルを目指すとしてもおすすめの学習法になります。それらに加えて、ネイティブレベルを目指すのであればネイティブ英語に触れる時間を増やすといいでしょう。ビジネス英語であればそれ用の教材で勉強したり、授業を受けるようにしましょう。

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