大学入試におすすめの現代文問題集レビュー

現代文の問題集で重要なのは解答・解説の詳しさです

現代文の場合、問題をいくら多く解いたとしても、解答にたどり着くための正しい論理を理解しなければ全く意味がありません
「なんで正解なのか」
「なんで間違っているのか」
気になった答えを理解して勉強していけばどんどん成長していくでしょう。

しかし、参考書に間違った答えが書いてあるわけではありませんが、
解答がわかりにくい問題集を使うと変な解釈で解き進めてしまう恐れもあります

高校の現代文では、容赦なく難しい専門知識・専門用語が出てきます。
高校生が到底知らないような、とんでもなく難しい知識でも。。

特に評論文はそういった傾向が強く、難解なものとなっています。
そういった専門的な知識としては、画家、写真家、哲学者などいろんなパターンがあります。

だけど、結局のところパターンの数には限りがあるんです
多くの問題にあらかじめ接していけば、同じような問題に出会うことも会うでしょう。

もしセンター試験や大学独自試験の本番で、読んだことのある文章に出会えたら儲けもの!
多くの問題に接することが様々な知識を手に入れるキッカケとなり解くスピードも精確さも、上昇していくことは間違いないです!

出口の現代文 レベル別問題集 ★★★☆☆

 

この本はレベル別になっていてとても使いやすい問題集です。
どんな偏差値の学生でも適切な難易度の教材を選択できます。

解説があまり充実していないという欠点がありますが、6段階のレベルから自分にあったものを選んで勉強することができ、自分の実力にあった問題を解くことができます。自分のレベルにあった問題集を解くことで、自分の立ち位置を正確にすることを目的として利用するのがいいでしょう。

学校で渡された問題を義務的に解くだけでは何も成長にはつながりません

本気で成長したいなら、自分のレベルにあった参考書・問題集での勉強は不可欠です。

クラスの全員に配られるような参考書が自分にピッタリあってるわけがないんです。
学校の問題集が解けなくて悩んだり、解けて無意味な自信をつけたり、そんな状態よりもずっと効率のいい勉強が可能です。

この問題集はレベル別ですが、低すぎるレベルの問題を解いて満足してしまうのだけはやめましょう。
何の向上もなしにお金だけ飛んで行ってしまいますし、それ以上のレベルに挑戦するための意欲がなくなってしまう恐れがあります。

勉強の効率を考えたら、やや難しめぐらいの問題集を選んでおくといいかと思います。

私は3年生の時にレベル5・6と使用していました。

おかげで高校1・2年では40~50程度だった現代文の偏差値が60~75まで上がり、
センター試験でも、本番で9割以上の得点を取ることができました!

上手く使えば100人力の問題集です。

システム現代文解法公式集 ★★★★☆

先述の「出口の現代文」と同じく、東進の出口先生によるレベル別の現代文公式集です。

この本の特徴はまず、答えにつながる解法公式を問題を解きつつ、身につけていくという構成です。

問題を解きながら、解法などの暗記を進めるスタイルは私も非常に共感できるスタイルです。
解けなかった問題に何度も挑戦することで、間隔反復による記憶定着が期待でき、かなり効率がいい勉強ができます。

1日で3分の2も忘却?復習の最適なタイミングを示す「間隔反復」

 

また、問題数も多く解説もかなり詳しいのですが、更に云えば”レベル別”というのがいいところ。

自分の実力に合わせて超初級~難関大レベルまで対応できるので便利です。
例えば、高校1年のうちに超初級から少しずつ進めていき、わからないところを見直して理解を深めながら受験前までに難関大レベルまで終わらせれば、受験でも相当な成果が出るはずです!

しかも、こういった形式の問題集に限っては低めのレベルでも実力の向上が見られます
ただ解くことが問題ではなく、なぜその答えになるのかを解法を通して理解することができるからです。

この参考書シリーズだけでも、丁寧にこなせば短期間のうちに偏差値60~70も夢じゃないです。

センター試験では70~90%がコンスタントに取れるようになるでしょう!
ちなみに、レベルは下記のように構成されています。 特に解放公式集は文理問わず、受験生は買っておいて損はないと思います。安いですし。バイブル編も幅広いレベルに対応するのでおススメです。

入試精選問題集 現代文 システム現代文解法公式集 ★★★★★

昔から定評のある問題集。問題数も解説の詳しさも最高峰です。

構成は例題4問×演習問題30問。
国公立を意識した記述問題が主の問題と、私大を意識した客観問題が主の問題とが、ほぼ半々の割合で入っています。
自分の受ける大学に合わせて、必要な問題を解くのがいいと思います。

または、まだ志望校が決まっておらず幅広い国語力をつけたいって人は、これ一冊で様々な傾向の問題に挑戦できるのでお得に学習できます。

私自身3年生の夏まで文系志望で、夏休み中に理系にすることを決めたような状況だったので、実際に合格した国立理系とは真逆の私大文系の勉強までしてました(-_-;)
実際、やっておいて損はありませんでしたよ!

河合塾の参考書の伝統に漏れず、解説が非常に充実しているのはすばらしい!

方法論習得系の参考書を一通り終えた人向けの演習用問題集ともいえます。

上記の出口さんの参考書を網羅した後で、または受験直前の国語力の底上げなどに有用かと思います。
割とレベルが高いので、対象は旧帝大・国公立・難関私大志望者向けだと思います。私自身このシリーズは他教科も含め愛用していました。

入試現代文へのアクセス ★★★☆☆

この参考書はその名の通り基礎レベルの問題を集めたものです。

語彙や内容解説が充実していてとても親切な参考書と言えます。
初心者向けの参考書として本当は出口先生のシリーズを推したいところですが、国語の参考書は著者によって好みが分かれてしまうところがあるのでこちらも紹介しておきます。

もし、同様に基本問題集である出口の現代文レベル別問題集出口の現代文レベル別問題集が理解できなかったり、
今使っている問題集が会ってないと思った人はこちらの問題集で代用するのがよいと思います。
発展編もあるので同シリーズのみでも十分に効果があります。

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