中学地理攻略に!白地図学習法

白地図

地理の勉強をするとき、どのような方法を取っていますか?地理にはたくさんの地名が登場しますし、地域ごとの産業や気候など特徴を覚えなければなりません。暗記と言えば単語帳が思い浮かびますが、地理は言葉を覚えるだけでは不十分です。地図も合わせて頭の中に入れなければならないからです。

そんな地理という教科において、便利に使えるのが白地図です。

白地図はどこで手に入れる?

インターネットで無料で手に入る!

地理の勉強に使える白地図ですが、実はインターネットのサイトを通じて無料で手に入ります。「白地図」で検索をかけると色々なサイトがヒットすると思いますので、気に入ったものをダウンロードし、印刷してください。
(※各サイトの利用規約を一読してから印刷してください。)

白紙のルーズリーフに印刷すれば、通常のルーズリーフノートに挟み込めて便利です。もちろん、白い紙に印刷したものをノートに貼ってもOKです。お家にプリンターがない場合はコンビニのプリントサービスを利用して印刷しましょう。

自分でノートに書くのもお勧め

綺麗な白地図はインターネット経由で手に入れることができますが、自分でノートに地図を書くのもお勧めです。海岸線や国の形などを意識することで、記憶しやすくなるからです。少々不格好でも、重要なところ(半島や入り江など)の形が分かれば問題ありません。

白地図は「全体」と「地域ごと」に分けよう

白地図は「世界地図」「日本地図」のような全体的な地図と、「近畿地方」「中国地方」「アジア」「アメリカ合衆国」などの地域ごとの地図を用意します。こうすることで詳細な情報を書き込むスペースを確保することができるのです。

では、そのそれぞれに何を書き込んでいくべきか、見ていきましょう。

全体編

海、大陸、地方を書き込もう(日本地図、世界地図)

「世界地図」には海の名前大陸名を書きましょう。

「日本地図」には海流の名前地方名(東北地方・近畿地方など)を書きましょう。

海は青く塗り、大陸や地方は境目を茶色で表します。海の名前・大陸名・地方名・海流はあとで赤シートで隠せるようにオレンジペンで書き込むようにします。

オレンジペンは赤ペンより赤シートで隠れやすいので暗記にもってこいです。オレンジペンで書いた名称の周りには、黒いペンでぐるっと四角いマスを書いておきます。こうすることで、赤シートをかけたとき「ここに何か覚えるべき名前が隠れている」ことが分かりやすくなります。

気候によって塗分けよう(世界地図)

「世界地図」に気候を書き込みます。
世界には「熱帯雨林気候」「サバナ気候」「ツンドラ気候」など様々な気候が存在します。教科書に登場した気候ごとに大陸を塗り分けていきましょう。塗分けが済んだら気候名をオレンジペンで書いておきます。もし余白があれば、気候ごとの特徴(例:熱帯雨林気候ならスコールや気温差が少ないなど)と降雨量と気温のグラフも書き込んでしまいましょう。

赤道を書こう(世界地図)

「世界地図」に赤道を赤で書き込みます。
赤道上に位置する国や北半球・南半球について問われることもあるので、赤道の位置は重要です。

世界一、日本一の情報を書こう(日本地図、世界地図)

「世界地図」には世界一の情報を、「日本地図」には日本一の情報を書き込みましょう。

例えば、

  • 世界一長い川、日本一長い川
  • 一番人口の多い国、日本で一番人口の多い自治体
  • 一番面積の大きな国
  • 一番面積の小さな国

などです。とはいえ、この手の情報は書き込んでいくとキリがないので、教科書やプリントに登場したことがある項目をその都度書き込んでいけば大丈夫です。

地域編

白地図に国・自治体名を書こう

次に地域の地図へ書き込みをしていきましょう。地域別地図の良いところは細かい情報を書き込めるところです。地理の授業でもアメリカについて、ヨーロッパについて、もしくは中部地方についてなど地域ごとの勉強をする単元がありますね。その内容を書き込んでいくのです。

まず、大まかな地名、例えばヨーロッパの地図にはの名前を、中部地方の地図にはの名前をオレンジペンで書きます。次に首都、県庁所在地も場所を●で表しながら、名前を入れていきます。さらに教科書に出てきた都市名は首都や県庁所在地でなくてもチェックしておきましょう。

山や川を書き込もう

は▲、は青ラインで表します。全体編では日本一、世界一といった特徴のあるものだけを書き込みましたが、ここではその地域で有名なものを確認します。山や川の名前はいつもどおり、オレンジペンで書きましょう。書き込むときは山や川がどの県や国にあるのか、どこからどこまで伸びているのかを意識してください。「海岸線の上の突き出したところから、〇県の端っこまで伸びている川」のようにイメージをつかむと位置を覚えやすくなります。

地域の特徴を書き込もう

地理で問われるのは都市の産業やよく収穫される農産物です。特徴的な産業、農作物は地図に書き込んでしまいましょう。特に「日本で〇番目に出荷量が多い」といったランキング情報には注目です。文字ばかりになって見づらくなってきたら、果物のイラストを入れたりして華やかにしてみましょう。

写真を貼ろう

言葉で説明しづらいものは、教科書に出てくる写真をコピーして貼り付けていっても良いです。世界の住民が着ている伝統衣装、住まいなどは写真で表現した方がわかりやすいかもしれません。該当地域のそばに写真を添えて、印象付けます。

余白が足りなくなったら…

沢山の情報を地図に書き込んでいくと、書き込むスペースが足りなくなってしまうときがあります。そんな時は、

テーマ別に地図を分ける

という方法があります。例えば、「都市名と山川について書いた地図」と「産業について書いた地図」に分けてみたり、「文字だけの地図」と「写真入りの地図」に分けてみたりして、必要な書き込みスペースを確保していくのです。

ただし、あまりに地図を増やしすぎると復習の際に大変になってしまいます。地図の数は最小限に抑えた方が復習効率は高まりますので、まずは文字の大きさやスペースの取り方を工夫して、たくさん情報が書き込めるようにしてみてください。

地理の勉強は地図と上手に付き合って!

地理は地図というビジュアル面での暗記が大切になってくる科目です。言葉で覚えるよりも、地図上の位置を確かめながらの勉強が効率的です。地図と上手に付き合って、地理の成績を伸ばしませんか?

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